あなたは,自分の本籍地がどこか,筆頭者が誰かご存じでしょうか?
運転免許証をお持ちの方であれば,本籍地を記載している欄がありますね。
しかし,ここ数年の間で,免許証に本籍地が記載されない取扱いになってきています(厳密に言えば,本籍地に関する情報は,免許証のICチップに記録されています)。
私の免許証も記載されていません。
それでは,自分の本籍地はどのようにすれば知ることができるでしょうか?
これについては,先日お話ししたとおり,本籍地・筆頭者の記載のある住民票を見れば,知ることができます。
本籍地・筆頭者がわかったら,後はそれを市区町村役場に請求します。
しかし,住所地と本籍地が同じまたは,近い場合は直接その役所まで行き,すぐに取れますが,遠方の場合はどうすればいいのでしょうか?
よくあるのが,父母や祖父母が昔住んでいた地域が本籍地になっている場合ですね。
かく言う私も,大阪で生まれ育ちましたが,本籍地は中学生ぐらいまで徳島県にありました。
話を本線に戻すと,具体的には,郵送で請求するというのが,一般的です。
最寄りの市区町村役場や郵便局,あるいは,請求先の市区町村役場の戸籍謄本の請求書をホームページからダウンロードして,返信用封筒と,定額小為替,本人確認書類のコピーを送るのが一般的です。
定額小為替というのは,郵便局で購入できる金券のようなものです。
現金を普通郵便で送るのは禁じられているため,金券を請求先に送ります。
通常であれば,1週間程度で手元に届きます。
これは,司法書士がお客様の依頼を受けて,戸籍謄本を取得する場合でも同様です。
よくあることなので,あらかじめ定額小為替を買っておくこともしばしばです。
では,次回は戸籍謄本のしくみについて詳しく見ていきたいと思います。